退去立会いをしていると、様々な物件があり、
退去の状態も2つと同じものがないのは当たり前ですが、
借りている側、貸している側、共に良い「心がけ」の垣間見える物件というのは
存在するものです。
その逆も然りです。
住んでいる方もどうしても賃貸住宅というと、自分の所有物ではないので、
やや雑な扱いになってしまうようですが、
クロスの傷は汚れ、これには十分気を付けてください。
エアコンも手入れしている人と手入れを怠っているケースとでは、
明らかに状態は違ってしまいます。
例えばお風呂の蓋なども最初からついているものを勝手に捨てて、
新しいものを購入(交換)したら、次の住まいに持参してしまうなどはNGです。
設備として備わっていたものは、交換したとしても置いていきましょう。
そしてオーナー様も次の入居者様が気持ちよく住めるように、
張替えが必要なクロスであれば、是非貼り替えをおすすめします。
築年数がある程度経っている物件なら尚更です。
一時的に出費になったとしても、綺麗なクロスが貼ってある住まいは
印象が全然違います。
それが空室を回避するためのちょっとした心がけだと思うのです。
退去立会い前に賃貸契約書を読み込み、退去の際の精算金額等の記載や特約事項等を、
弊社で確認をしています。
物件によって、あるいは所有者の方によって、契約の内容は違います。
細かい文字でつい読むのが面倒な書類ですが、
契約者様には是非、入居時・退去時にはよく内容を確認をして頂くことをおすすめします。
一番もったいないのは、1年未満の退去ですね。
1年未満の退去になると、早期解約違約金が発生する場合が多いです。
事情がある場合はやむを得ないですが、契約書を読んでさえいれば、
余計な出費が防げるケースが多いです。
お互いに貸して頂いた、借りて頂いたわけですから、
退去時には不必要なトラブルになることなく、
気持ちよく、お互いを感謝し合えるといいですよね。
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